最終更新日 令和3年1月4日
関西森田の会 報告書
Vol.1.04 2012.10.23
【関西森田の会概要】
目的
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関西圏での森田療法家の育成と親睦
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関西森田療法セミナーの情報を掲載させていただくことになりました。
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関西圏での森田療法に関する勉強会、セミナー、イベント等の開催及び紹介
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(森田療法の研究と実践ノウハウの共有、高度化)
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関西圏での森田療法のコア施設づくり
対象者
森田療法に興味がある全ての方
運営
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年会費:なし
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活動費:実費
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代表:仲野 實(ナカノ*花クリニック)
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事務局:ナカノ*花クリニック(TEL:072-234-0879)矢野
講演会紹介
第30回 日本森田療法学会
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公式HP http://the30th-moritatherapy.jp
※同時開催 「現代臨床心理学の必須技能」ワークショップ
主催:日本心理臨床学会
公式HP http://cp-japan.net
「日本文化と心理療法」
主催:これからの臨床心理学研究会
公式HP http://korerin.jp
【8月25日(土)講習会「森田と身体接触」の報告】
岡本記念財団事務局の会議室に15人のメンバーが集まり、枚方市民病院の中野先生に積極的筋弛緩法の劇的な治療効果を実際の映像で見せていただきました。これは、中野先生の外からの負荷に対して(積極的というのはそういう意味)約10秒間筋肉を“力ませ”た後、急に力を抜いて(脱力)筋を弛緩させるという方法ですが、それによって、歩けない、手が上がらない、口が動かない、舌が痛い等の症状が劇的に改善するのを見せていただきました。さらにデモンストレーションとして、肩が凝っている2人のメンバーにそれを行い、その効果にびっくりしました。森田も脱力の大切さを言っていますが(全集4巻171頁)今回、九大心療内科の松原先生の開発したこの治療法を知ることによって、森田でも必要に応じて身体接触があってもいいのだということを学びました。(文責;仲野)
【追記】
9月1日に北西先生にこの文章を見せたところ、「身体は森田の中心にある概念」と言われました。すなわち「森田と身体接触」ではなく「森田の身体」を考えろ、ということでした。もちろん、この「身体」とは「body」という意味でも、ボスや市川の「精神としての身体」でもないことは明らかですが・・・はて!さて!大変な問題を投げ返されました。皆さん考えて下さい。ちょっとでも閃いた人がいたら連絡下さい。岡本記念財団の会議室で話し合いましょう。(文責;仲野)
☆講習会 「森田先生の諸々の事」
担当:森泉 智男(浅香山病院 心理士・日本森田療法学会認定心理療法士)
日時:11月24日(土)16:00~18:00
場所:岡本記念財団事務局会議室
☆定例会(親睦会)
日時:11月24日(土)講習会終了後
場所:梅田お初天神界隈の店
*11月24日(土)の講習会は担当の都合で内容が変更になりました。
9月8日(土)の定例会で、「森田では身体は出てこない、生活が出てくる」という話から「生活の中での身体」「生活する身体」という展開となり、自宅を開放し、患者と一緒に風呂に入った森田先生の諸々の事を話しすることで「森田の身体」を考えてゆこうということになりました。森泉さんは本に書かれてない森田先生の諸々の事をたくさん知っているので、11月24日(土)の講習会を期待して下さい。
【事務局より】
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関西における森田療法関連の講演会等の情報を募集しています。
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報告書に載せてほしいことがございましたら検討させて頂きますのでお気軽にどうぞ。
事務局 矢野