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関西森田の会 報告書

Vol.2.02  2013.01.30

【関西森田の会概要】

 

 

目的

  • 関西圏での森田療法家の育成と親睦

  • 関西圏での森田療法に関する勉強会、セミナー、イベント等の開催及び紹介

  (森田療法の研究と実践ノウハウの共有、高度化)

  • 関西圏での森田療法のコア施設づくり

対象者

 森田療法に興味がある全ての方

運営

  • 年会費:なし

  • 活動費:実費

  • 代表:仲野 實(ナカノ*花クリニック)

  • 事務局:ナカノ*花クリニック(TEL:072-234-0879)矢野

 

 

講演会紹介

 

 第130回 心の健康セミナー 不安とうつの森田療法~外来森田療法とは~

演者:市川 光洋(飯田橋・光洋クリニック院長)

  • 13:30~16:30

場所:大阪市立総合生涯学習センター 5階 第1研修室

 

【11月17・18日 第30回日本森田療法学会総会

-森田療法と認知行動療法の交流と発展;於東大安田講堂-に参加しての感想】

 

この両者からの意見が交叉するシンポジウムに2日間、私は釘付けになった。例えば、マインドフルネスやACTが“感じること”を目的としてexerciseするのに対し、森田では「日常生活に関わる中で“自ずと感じること”に着目し、それを体験へと深める」と久保田先生が言い、ACTと森田の違いについて言及した中村先生は「森田には“and”がない。“value”がない。」(これには説明がいるが…)と、柔道の巴投げの映像を見せながら断言した。又「森田には“Nature”がある」というfloorからの発言に対しては、「自然をジネンと読んでほしい。自ずからそうなること」と返す。そうなのか。森田療法は、柔道や合気道のように、決して“ism”でもないし、かといって単なる技でもない。日々修練を重ね、“自ずからそうなる”ようになりたい、という気持ちを新たにした2日間であった。(文責;仲野)

 

 

【11月24日(土)関西森田の会・講習会の報告】

 

 いつものように、岡本記念財団の会議室に11名の会員が集まり、浅香山病院の森泉智男先生に『森田正馬・その人となりの探求』と題してお話をうかがいました。木造二階建ての自宅(といっても三聖病院規模)での、10人前後の「患者さんたち」と一緒に生活しての治療実態を詳しく知りました。そこでは「治療者」・「患者」という区別のない(しかし森田先生は森田先生)生活が展開され、この起居を共にした生活体験での“気付き”とその“言語化”が森田療法の原点であることを確認しました。この間の森田療法の発展・展開にはめざましいものがありますが、常にこの原点をきっちりと押さえることの大切さを実感した講習会でした。(文責;仲野)

 

 

☆第3回 関西森田の会講習会  

テーマ:再度「積極的筋弛緩法」について -松原先生の映像を観て、パニック障害の治療を実習する-

担当:中野 良信(枚方市民病院) 仲野 實(ナカノ・花クリニック)

日時:2月9日(土)16:00~18:00

場所:岡本記念財団事務局会議室

 

 前々回の講習会では、「積極的筋弛緩法」の劇的な効果発現をビデオ映像で観ました。今回再度「積極的筋弛緩法」をとりあげ、松原先生(昨年12月にお亡くなりになりました)の生前の実習映像を観ながら、参加者全員でパニック障害の治療実習をしたいと考えています。再度中野先生の助言を得ながら、少なくともパニック発作の治療だけでも、我々の自家薬籠中の物にしたいと思います。多数の参加を期待しております。

 

 

☆第4回 関西森田の会定例会(親睦会)

日時:2月9日(土)講習会終了後

場所:梅田お初天神界隈の店

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