関西森田の会 報告書

Vol.8  2014.6.26

【関西森田の会概要】

 

 

目的

  • 関西圏での森田療法家の育成と親睦

  • 関西圏での森田療法に関する勉強会、セミナー、イベント等の開催及び紹介

  (森田療法の研究と実践ノウハウの共有、高度化)

  • 関西圏での森田療法のコア施設づくり

対象者

 森田療法に興味がある全ての方

運営

  • 年会費:なし

  • 活動費:実費

  • 代表:仲野 實(ナカノ*花クリニック)

  • 事務局:ナカノ*花クリニック(TEL:072-234-0879)矢野

 

講演会紹介

 

☆第9回 関西森田の会講習会  

テーマ:「『近代を抜ける』のどこが森田的なのか」

担当:仲野 實(ナカノ*花クリニック)、森泉 智男(浅香山病院)

日時:8月2日(土)16:00~18:00

場所:岡本記念財団事務局会議室

 

 『近代を抜ける』という題の本が出版されたのは1997年。その年まで浅香山病院で勤務していた仲野が、同病院を退院した後、病院周辺のアパートで一人暮らしを始めた多くの人たちと一緒に「ガンバロー会」という会をつくった。毎週土曜に公民館で2時間のおしゃべり会をし、毎月1回日曜にハイキングをし、年に1回一泊旅行をした話をまとめた本が『近代を抜ける』である。この本を目にした森泉さん(森田療法学会認定心理療法士)が、「これは森田そのものだ」と言った。今回はそう言った森泉さんが著者・仲野をインタビューするという形で解き明かしていくという会です。著者自身は「そう簡単に読み解かれてたまるか」という気持ちでいます。どんなバトルが展開するか御期待下さい。

 

☆第9回 関西森田の会例会(親睦会)

日時:8月2日(土)講習会終了後

場所:岡本記念財団事務局会議室

会費:1000円程

 

【4月26日(土)関西森田の会第8回講習会の報告】

 

 今回も岡本記念財団事務局の会議室をお借りして、南千里で筋肉矯正健康法・マヌアールを主宰されている山本幸子さんの講習を受けました。筑波大学名誉教授・森昭三先生の紹介を受けて開催にこぎつけた山本さんの講習会は、参加者全員が実技を相互にやりあう形で延々2時間半に渡って汗を流すという、実に力のこもった講習会でした。

 私達の毎日の生活でのストレス、例えば【大家族に嫁いで主人や姑との問題上手にクリアしてきたはずの主婦が突然口腔内違和感を訴え、あちこちを受診するも改善せず、山本さんのところで治療を受けている方】などの具体的なケースを上げながら、それが姿勢のゆがみや筋肉の硬化をきたし、その矯正を行うことによって改善していく話を聞きました。本人の話を聞きながらストレッチをし、指圧をし、そして積極的筋弛緩法で習ったことと同じように、「10秒間の力みと脱力」の繰り返しを参加者全員でやり、したがってその内容を文章でお伝えするのは困難ですが、私たちの現場にすぐにも取り入れられるものと考えました。 

関西森田の会のこの間5回に渡る「身体シリーズ」で明確になったことは、

  • 私たち側の身体(接触)に対する抵抗がなくなったこと(それは同時に身体接触する時に何を踏まえなければならないかが分かったこと) 

  • 身体への関心が高まり、それぞれの現場で充分に使えることを確信できたこと(具体的には体型、姿勢、自己の身体に対する過敏と鈍感(アレキシソミア)、肩こり、腰痛、緊張と脱力(筋弛緩)、ストレッチと運動…) 

  • 森田療法を単なる精神療法としてとらえるのではなく、身体、行動、さらには運動、作業、生活の域にまで広げて考えてゆくことの必要性に改めて気付いたこと

それは森田正馬がやった原点にもどる、私たちの再確認だったのだということです。

(文責 仲野)